何を食べたらいいの?
病気(がん)による影響や、治療が原因で食欲が低下し、食事量の低下が続くと、体重が減り、体力の低下につながります。
普段通りの生活をしながら治療を行うためには、体に必要な栄養をとり、体力の低下を防ぐことが大切です。
当院では、がん患者さんの食生活や栄養面のサポートを行っています。
主に行っていること
【 体成分測定 】 現在の栄養状態を知るために、体成分測定機を使用し、 |
【 栄養相談 】 食事に対する悩み事や摂取状況などの聞き取りを |
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ご利用いただける患者さんについて
当院でがん治療を行っている外来通院中の患者さんであれば、ご利用いただけます。
利用するために必要な手順・手続きについて
主治医や担当看護師に栄養相談を受けたい旨をお伝えください。
がん栄養相談に関するQ&A
Q.費用はかかりますか?
A.栄養相談は栄養食事指導料として初回260点、2回目以降は200点が算定されます(上限月1回まで)。
体成分測定は1回60点(同月2回目以降54点)が算定されます。
Q.相談時間はどれくらいかかりますか?
A.初回の相談の方は30分程度、2回目以降の方は20分程度お話させていただくことが多いです。
お時間にゆとりをもってお越しください。
がん治療中の症状別食事の工夫
【 悪心・嘔吐 】
抗がん剤の種類によっては悪心や嘔吐の副作用が出る事があります。
<食事の工夫>
・無理をせず、食べられる時に食べられるものを食べましょう。
・冷たく口当たりの良い料理がおすすめです。
・嘔吐がある時は経口補水液などで電解質を補給しましょう。
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【 下痢 】
抗がん剤の副作用や消化管手術後、感染やストレスなどが原因でおこります。
<食事の工夫>
・下痢が続く時はこまめに水分と電解質の補給し、脱水を予防しましょう。
・温かく消化の良いものを少量ずつ食べましょう。
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【 味覚異常 】
治療の影響により、味覚が変化し、食事が食べにくくなることがあります。
症状は、味を感じにくい、塩味を濃く感じる、苦く感じるなど様々です。食べやすいものは個々で異なりますので、自分の食べやすいものを見つけましょう。
<食事の工夫>
・かつお、昆布などのだしの旨みを利用しましょう。
・酸味を利用するのも良いでしょう。(酢、レモン、ポン酢、梅干しなど)
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【 口内炎 】
抗がん剤や放射線の治療により、口の中の粘膜がダメージを受けると口内炎ができます。
<食事の工夫>
・味が濃いものや香辛料など刺激が強いものを控え、薄味で刺激が少ないものを選びましょう。
・熱い料理は傷を刺激するため、冷まして食べましょう。
・水分が少なくパサパサしたものより、水分が多くなめらかなものがおすすめです。
・飲み物で痛みがある時はストローを使用してみましょう。
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【 食事の摂取量の低下 】
様々な副作用によって、今まで通り食べられない時があります。
<食事の工夫>
・無理をせず、食事の量や回数を少なめにして調整をしましょう。
・たくさん食べられない時は、食事の回数を多くしましょう。朝、昼、夕の3食を基本とし、食事と食事の間(例:午前10時と午後3時)に間食を摂るなど、分けて食べると良いでしょう。
・間食には、少量でカロリーやたんぱく質が摂れる栄養補助食品を選択しましょう。
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