藤田医科大学 がん医療研究センター

爪のケアについて

爪のケアに関するよくあるご質問について、基本的な情報をお伝えします

化学療法の治療中爪の色が黒くなりました。マニキュアを塗っても大丈夫ですか?

■ 爪の色が変化したときは市販のネイルカラーを塗ってカバーする方法が勧められます。化学療法の種類によっては爪の変形や剥離、陥入爪などを起こしやすいため、まずは主治医か看護師に相談してください。感染や炎症がある場合は治療を優先します。
色の変化のみの場合のカモフラージュ対応として普通のマニュキュアを使用し、除光液の使用後はクリームやオイルなどでケアを行ってください。
ジェルネイルは装脱着時に爪を削ることが多く、爪への負担があること、爪の炎症などの発見が遅れ、膿がたまったする心配から現時点ではお勧めできません。

爪が薄くなってきました。もろくなって亀裂が入りそうです。ケアの方法はありますか?

■爪が薄くもろくなった場合は爪切りよりも爪用のやすりで長さを整えます。乾燥を避け、ハンドクリームなどをこまめに塗りましょう。
ネイルカラーや透明なマニュキュアを重ね塗りし、トップコートで1日1回重ね塗りすることで層を厚くし、補強できます。1週間に1回は除去し、保清を行ってからまた塗るようにしてください。
小さな亀裂であればネイル用グルー(接着剤)、大きな亀裂ではグルーとパウダーがセットになった製品(ネイルレスキュー)などがドラッグストアなどで入手できます。

足に巻き爪があります。爪囲炎を悪化させないために注意することはありますか?

■ 指先を圧迫しないような靴下、靴を選びましょう。かかとが高い靴は爪のある足先に体重の負荷がかかります。
親指や小指の横からの圧迫を避けるためつま先の幅の狭くないもの、柔らかいものがおすすめです。
サンダルなど指先が露出するものは傷がついたり、感染のリスクがあるため避けたほうがよいでしょう。

■ 爪囲炎が悪化すると日常生活が痛みのため制限されたり、心理的な苦痛となる恐れがあります。
悪化する前に清潔を保ち、指先への加圧をさけ、爪のケアや保湿を予防的に行う必要があります。
爪囲炎のリスクの高い化学療法(一部の抗腫瘍薬・EGFR阻害剤など)の予定がある場合は事前に主治医や看護師とケアの方法について確認しておきましょう。