藤田医科大学 がん医療研究センター

ウイルスの増殖機構

ウイルス発がん機序の解明及び予防・治療法の開発

がんのうちおよそ15%が、ウイルスなどの感染が原因となっていると推定されています(図①)。これらのがんは、ウイルスを排除することで予防・治療ができるため、がんウイルス研究の意義は非常に大きいと考えられています。

この中で我々は、バーキットリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性活動性EBV感染症、胃癌、上咽頭癌など多様ながんの原因となる、EBウイルスについて主に研究を行っています(図②)。

最近では、慢性活動性EBV感染症というがんについて優れた研究を行い、その成果を権威ある学術誌に発表しました(図③)。この絵は、がん細胞の変異の蓄積が慢性活動性EBV感染症の病態と相関していることを世界で初めて示したデータです。

このほか、組換えウイルスを用いたウイルスの増殖機構、がん化機構についての解析、抗ウイルス薬、抗がん剤の開発にも積極的に取り組んでいます。

感染関連がん

文責 ウイルス・寄生虫学 教授 村田貴之

関連文献
1. Masud et al., Virology. 印刷中
2. Okuno et al., Nat Microbiol. 4; 404-413, 2019
3. Ichikawa et al., mSphere. 3; e00478-18, 2018
4. Konishi et al., mSphere. 3; e00138-18, 2018
5. Yoshida et al., Sci Rep. 7; 6044, 2017
6. Masud et al., J Viol. 91; e00975-17, 2017